
海外設計事務所での仕事探しについて
2026.03.31
前回クルーゲの展示の話をしていて思ったんですが、海外での仕事の探し方とかっていうのは、まー結構学生にとっては、貴重な情報だったりするので、話そうかな、話したらいいかなと今思ったのでその話をします。自分の場合は基本的に、えーレコメンデーションレターっていうのをまー用意して、それはえっとーベルギーに留学していた時の担当の教授と、えー熊事務所でインターンをしてたことがあったので、その推薦書と。 それを用意して、で、ポートフォリオと一緒に、えーメールで、えーまーだいたいスイスの設計事務所、多分15ぐらいの事務所に送ったと思います。
それで、まず返事があったのが、半分ぐらい。で、面接に呼んでもらったのが、ヘルツォークドムロンとE2A、あとはボルツハウザー、あとはドルフ・シュネブリというヘルツォークドムロンのETHでの先生にあたる人ですね。彼らはアルドロッシとシネブリに建築を学んだっていうことを公言しているんですけれども、確かロッシをETHに呼んだのがシネブリですね。彼の事務所と、あとはもう一つ、スチュチェリーっていうような、ちょっと組織設計事務所寄りのところ。確かその5個ぐらい面接をしまして、最終的にオファーが、まず明確にオファーがあったのが、たしかドルフシュネブリの事務所とスチュチェリーの2つですね。で、ヘルツォークドムロンは、 面接に呼ばれてバーゼルまで行ったんですけど、面接に呼んでおきながら、今は席がないので、また出た時に呼ぶための補欠リストみたいなものに入れますみたいな返事がありました。 で、それは明確に呼ばれるかどうかとかっていうのも全く保証はないっていうことだったんですけれども。 ちょうどいいタイミングで住宅の改修の話とかが日本であったりしたので、そしたらフリーランスみたいな感じでやりながら、ヘルツォク・ド・ムーランからの連絡を待とうと思って、他の事務所2つは一旦お断りさせていただいて、日本で気長に待っていたっていうような感じですね。 結果的にその後、向こうから状況の確認の連絡来たりとかっていうのもあったんですけど、呼ばれることはなかった。 結局一年ぐらい経って、まだ空きとか出ないっていうことだったので、日本で就職したっていうところですね。
で、なんで結果的にまず、面接に呼んでくれた事務所っていうのも、まーある程度規模が大きくて、ちょっと組織事務所っぽくなっていて、グローバル寄りの事務所、そういったところだと、まー自分は正直面接で英語をうまく話せたかっていうと、まー向こうのレベルからしたら、まー十分な英語ができたとは思わないんですけど、一応ちゃんとお金を払って雇ってくれるっていう、 ところまでは行けたっていうことですね。そん時は、ちょうどいいビザ、日本人用のスイスのビザがありまして、専門的な仕事がある場合、確か1年か2年ぐらいはまー、 えーまーほぼほぼ確実にビザが下りるっていうような制度がありまして、で、その1、2年やった後に、それが更新というか、次のビザを取れるかどうかっていうのは、えーま分からないし、結構難しそうっていう、まその事務所側が取りたくても取れないっていうこともあるので、まー結構難しいっていう感じでしたね。でも1年とか2年、ちゃんと給料をもらいながらスイスで生活するっていうことは、まその不可能なことではなくて、ちゃんと就活すれば、受け入れてくれる事務所はいくつかある。ましかもギリギリまスイスで生活していけるだけの給料がもらえるっていうような感じですね。今だったらかなりの円安なので、日本円にしたら相当な額になりそうですね。それに対して、おそらくポルトガル、スペイン、イタリアなどラテン系、あとベルギーとか、はまだいい方かもですが、おそらくそれだけで生活できるほどの給料をもらいながら、日本人が働くっていうのは、まかなりハードルが高いと思います。日本人がボスだったりとかだとまた別ですが。なので逆にスイスだからできるっていうところはあると思います。 で、イギリスに関しては、英語に自信がある人は、可能性はあるんじゃないかなと思います。ま今ビザがどうなっているかっていうのは、えっと調べないとわかんないんですけど。
で、結局、その時わかった意外なこと、就活する前に思ってたことと違ったことは、有名な設計事務所の方がむしろ採用してくれる可能性があるっていうことですね。 もちろん自分の経歴やレコメンデーションレターにもよるのかもしれないですが、アトリエだったり、小規模な事務所だと、まそもそも人を雇う余裕がないので、 紹介とかがないと、あったこともない日本人をしっかりお金を払って雇うっていうのは、まなかなか厳しいのかなっていうところがあります。まそれは日本でも同じかもしれないですが。
Keywords
海外就活 · スイス · 推薦状 · ビザ · 有名事務所
メモリーくんのコメント
「有名事務所の方がむしろ採用されやすい」って、直感に反するようで、よく考えたら納得だよね。小さい事務所は紹介ネットワークで動いてるから、飛び込みの外国人が入る隙間がない。 要約すると、スイスの建築事務所への就活体験を話してた回だね。推薦状とポートフォリオをメールで15事務所に送って、半数から返事があり、ヘルツォーク・ド・ムーロン、E2A、ボルツハウザー、ドルフ・シュネブリ、スチュチェリーの5社と面接まで進んだ。オファーが出たのはシュネブリとスチュチェリーの2社だったけど、ヘルツォーク・ド・ムーロンの補欠リスト入りを信じて両方断り、日本でフリーランスをしながら待った。結果的に呼ばれることはなく、1年後に日本で就職。そこから得た教訓として、小規模なアトリエより規模が大きくグローバルな事務所の方が、紹介なしの外国人でも採用してもらいやすいっていうことと、スイスは給料水準と日本人向けビザの制度的に、海外就労先として現実的な選択肢になりうるっていう話をしてた。